2022.10.12
2024年春、北陸新幹線が敦賀駅まで延伸します

リージョナルキャリア福井の小林です。
2015年3月に北陸新幹線・金沢駅が開業して今年で8年目となりますが、2024年春には待ちに待った敦賀駅までの延伸が予定されています。
福井県のみならず、北陸の経済効果や人材流動に大きな変化が生じる事が予想される為、延伸に関するニュースは日々熱を帯びてきておりますし、福井県内各地でイベントが開催されるようになってきています。
私は大学進学まで長野県で過ごしており、長野オリンピックを翌年に控えた1997年(当時17歳)に長野新幹線が開通したのを目の当たりにし、東京が一気に近くなった!と興奮したのを覚えていますが、北陸新幹線の敦賀延伸はそれ以上の高まりを感じています。
今回は北陸新幹線の敦賀延伸について、詳しくご説明したいと思います。
北陸新幹線延伸で福井県への往来がより便利に!
実際、現行のルートと北陸新幹線延伸後はどれだけ違うのでしょうか?東京駅、金沢駅を出発点にした場合でそれぞれ調べてみました。
~東京駅発→福井駅着の場合~
【現 行】東京駅(東海道新幹線)→米原駅(特急乗り換え)→福井駅 3時間15~27分(※)
【新幹線】東京駅(北陸新幹線)→福井駅 2時間53分
(※)時間帯によって米原駅での連絡に10分程度の差が生じます
新幹線開通後は最大35分短縮!加えて乗り換えがなくなるので相当な負担軽減になりますね。
~金沢駅発→福井駅着の場合~
【現 行】金沢駅(特急)→福井駅 45~50分
【新幹線】金沢駅→福井駅 21分
福井・金沢間が21分で往来できるとは...正直驚きです。
既に開通している富山・金沢間も新幹線であれば22分。席について一息ついたらすぐに到着アナウンスが聞こえてくる位なので、初めて利用した時はあまりの早さに驚嘆した事を覚えています。
さすがにそれは大袈裟でしょ、と思われるかもしれませんが、新幹線開通前は1時間程掛かっていたので、実際に体感して頂くとご納得いただけるのではないかと思います。
~金沢駅発→敦賀駅の場合~
【現 行】金沢駅(特急)→敦賀駅 1時間16分
【新幹線】金沢駅→敦賀駅 46分
こちらも30分の大幅短縮ですが、敦賀駅は1階が特急乗り換えホーム、2階がコンコース、3階が北陸新幹線ホームという3層構造になっており、新幹線駅舎の規模としては全国でもトップクラスの規模という事も見逃せません。
新設される駅舎には地域の独自性が取り入れられています
上記のように、移動時間の短縮も大きな注目ポイントですが、個人的には新設される各駅の駅舎にそれぞれの地域の独自性が取り入れられている事も延伸後の楽しみの一つです。
小松駅:雪をまとった霊峰白山の山並みをイメージ。小松の伝統工芸品や県産木材、日華石といった地場産材を活用し、小松らしさを感じられる空間。
加賀温泉駅:温泉郷や城下町に見られる伝統的な和の様式をモチーフにし、加賀特有の赤瓦、県産木材を使用し、山中漆器の挽きのイメージを施したデザイン。
芦原温泉駅:全体を落ち着いた色と木調で仕上げ、趣のある和を協調。あわら温泉の癒しと旅情を感じる事が出来る。
福井駅:唐門をモチーフとした木調をベースに、県産木材、和紙を使用し、福井らしい悠久の歴史と格調高い重厚な和の空間を演出。
越前たけふ駅:越前市に飛来するコウノトリをモチーフに、越前和紙の技法である「流し漉き」を表現した和紙照明を設置。
敦賀駅:敦賀湾の波の煌めきと豊かな自然をテーマに、広いコンコースに相応しい、北前船の帆をイメージした浮遊感の在るデザイン。
上記の駅舎だけでなく延伸工事全体が日々着々と進んでおり、開通後の福井県が楽しみでなりません。
ぜひこれからの福井県、並びに北陸に注目して頂けると幸いです。
(出典元)
・福井県/北陸新幹線/整備効果 最終更新日2022年3月31日
・JR西日本/北陸新幹線がつなぐ『北陸』の未来 2019年8月30日(資料)
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